2011年3月24日木曜日

これからに備えて(総括編)

マグニチュード9。最大震度7(宮城県栗原市
地震のエネルギーは地球を5週した。
最大で高さ23,6m沿岸から4km北海道から千葉に掛けての沿岸部延べ400平方kmが津波に呑まれた。
千葉をはじめとした首都圏沿岸部の埋め立て地も液状化現象による被害が出ている。

人的、物的、金額的、損害は計り知れない。


今回の地震で人類が科学文明にどれだけ頼り切りかがわかった。
福島原発の被災と製油所の火災がそれをあらわにした。

折からの原油高に加え製油所の火災、停止により、心理作用も働き買溜めに走る人が多く混乱を招いた。
都心へはおろか被災地に物資を送る為の燃料も不足した。
被災地はまだ寒く暖をとる為の燃料も必要だ。

物流の停止への不安は買占めにも発展した。
本来、安心を与える為の情報が混乱を招く。
与えられる情報を鵜呑みにし思考を止めてしまっているのが現代の情報社会。
以前も書いたがメディアリテラシーが重要である。
あふれる情報の中から信頼できる情報を選びだし検証する能力が無ければ今回の様な混乱はいつでも起きる。

原子力発電は強力な電力を供給してくれるが諸刃の剣である。
しかし、それだけの電力が必要でそれを要求している、無ければならないもの。
火力発電所は少しは安全ではあるけど、化石燃料を使用するので燃料不足に陥る危険がある。
また大気への影響も大きく最終的に人体にも影響が出る。

今年の夏にも計画停電が実施される可能性があると言うが、夏の電力需要の大部分が冷房による電力消費だと云う。
首都圏は室外機の廃熱等に寄るヒートアイランド現象で加熱している。
冷房を使わず、打ち水作戦を皆で行使すればかなり涼しくなるのではないか。
40年前までそうだったのだから。

今後は風力、水力、地熱、太陽光と言ったグリーンエネルギーとエコカーや自転車、省エネにもっと目を向けて行くべきである。
無駄をなくす。
リサイクル可能な物はリサイクルをする。

音楽や書籍もデジタル化して行く事でデータの保存、再現性が高く、緊急時の配信力も高い資源保護にも良い。

今生活のあり方自体が問われている。

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