知り合いのローディーさんからステレオミニとキャノンの変換プラグを作りたいと言う事で相談を受けたので、その内容をまとめてみました。
ステレオフォンの変換
解りやすく、ステレオミニとピンの変換コードでみてみましょう。
先端とLチャンネルのホットが通電しています。
2番目の極とRチャンネルのホットが通電しています。
3番目の極はコールドと通電しています。
電気は電圧の高い方(ホット、プラス)
から電圧の低い方(コールド、グランド、アース、マイナス)
へと流れます。
回路的にはコールドを共用として、L、Rをそれぞれ接続することで、回路として成立します。
複数のホットを一つのコールドで処理する訳です。
マイナス側をアースとかグランドと言う場合がありますが、これは
電気用語を決める時に
「電圧の高い方はホットだよね。じゃあ、低い方は?」
「世界共通で解る言葉がいいんじゃない?」
「じゃあ、地球が解りやすいからグランド(大地)とかアース(地球)かな?」
と言うことで、この様な名称になったそうです。
コールドやマイナスと言うのは俗称で、電圧が低いと言っても0や0より低いとは限らないのです。
例えば、9Vの電圧差があったとします。
この時、最大の電圧が20Vであれば低い方の電圧は11Vです。
逆に最大値が5Vだとしたら、低い方は−4Vになります。
しかし、同じ電圧差9Vなわけです。
この様に、電圧が低いからと言って、マイナスとは限らないので、低い方を基準値として設定し、これをグランドとかアースと呼ぶ様になった訳です。
この本が解りやすいので、読んでみて下さい。
図の様に端子番号は先端から
3番
2番
1番
となります。
端子側はメーカーやモデルで違う可能性もあるので、テスターでチェックしてみて下さい。
これをキャノンのそれぞれの端子に対応させて接続すれば完成です。
インサートケーブルもこれの応用ですね。
2極のホットを一つの端子にまとめる事でモノラル回路、
モノラル回路にステレオを繋ぐ場合はホットを2極に分配する事で、回路として成立します。(あくまで、モノラル音源を両耳で聴くだけですが…)
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