リペア日誌

友人から酒代の代わりに依頼されたリペア。
基本的には、断線のリペアとジャックプレートのビス穴が馬鹿になってると言う事でダボ埋めと再加工だけど、
すきな様にしていいと言う事と、いくつかの仕様変更の要望が有ったので、その作業。

とりあえず、かなり状態が悪かったので分解して、オーバーホール。



フレットの摩耗が酷かったので、まずは擦り合わせ。
写真は指板にマスキングを施した所。

この後、ヤスリやペーパーを使って、フレットに出来たエグレをとって行く。

フレットヤスリ、もう一種類くらい欲しいな。
ゴムパッドも少し限界っぽい。

 リアをハムバッカーにして欲しいとの要望。
ついでにピックガードを黒に変更してみた。
コントロール付近に貼ってあるマスキングテープは使わないコントロール穴をホットボンドを使って、埋める為の物。

今回、コントロールも１ボリュームにして欲しいとの要望が有ったので、位置を一つ下げて、トーンの位置にトグルスイッチをつけた。

センターはダミーピックアップ。
フェルナンデスのピックアップから外してキープしてあった物を使用。

ボディーの汚れが酷かったので、今回新しいポリッシュを試してみる事に。
白いのは化粧用のスポンジ。

汚れが酷すぎて、これではきれいにならなかった。
また、別の楽器でテストだな。

右端に映ってる緑のボトルは【タートルワックス】

ハードウェアはフェルナンデスのクリーナーで磨く。

今回、船型プレートのビス穴が馬鹿になってると言う事で、ダボ埋め。

この他に、ピックガードを変更した関係で、ビス位置がズレた所も埋めて行く。


この後、組み上げ

指板にオイルを塗り、汚れを落としつつオイリング。

弦張り。

組み上がった所。

この後、
ネック調整
弦高調整
ピックアップ高調整
チューニング
オクターブ調整
ビビリチェック

等して、完成。

そして納品。